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代表発起人挨拶

ご挨拶
千葉県アイパートナー協会 発起人代表
伊藤 和男

 本来社会は、種々の境遇にある人たちで構成されています。そうした状況を表した考え方が、ノーマライゼーションの思想です。今回、私たちが目指そうとする組織は、そうした社会の縮図を真の姿として認め、その構成員の誰もが安心安全に暮らせる社会を構築して行くために貢献することを目的としています。
 人は、病気や怪我、さらには障害によって心身の機能が衰えますし、高齢になればなるほど同様に様々な機能の衰えを生じることになります。また、子どもは、成人に比して発達上未熟ですので、それだけ弱い存在と言えるでしょう。
 社会では、こうした弱い立場にある人々を一般にひとまとめにして「社会的弱者」と呼んでいますが、今後人口動態の変化が予想されるわが国では、このような社会的弱者の比率が増えて来ると思われます。
 「千葉県アイパートナー協会」は、こうした社会を前提として全ての人が互いに助け合い、平等に生活していくことができる共生社会(ユニバーサル社会)を目指して活動する団体として立ち上げました。
 「アイパートナー」の「アイ」は、英語の“I”(私)を意味しますし、“eye”(眼)にも通じ、さらに日本語では愛情の愛でもあります。またパートナーは、相棒を意味し、一緒に仕事をする仲間を指しています。すなわち、「アイパートナー」は、個々人としての私たちが、障害や年齢差を超えて集まり、一緒に誰もが暮らしやすい社会をつくるために協力し活動していくための組織をイメージしたものです。
 是非、これからみんなでどんな人も共存共栄して行ける社会を作るために、千葉県アイパートナー協会で頑張って行きましょう。

当会について

 「ユニバーサル社会へみんな集まれ!」 私たちは、このキャッチフレイズの下、来るべき誰もが平等で活躍できる社会を目指して活動する団体を組織します。当面見ることに困難を持つ者が中心となって開始しますが、あらゆる階層の老若男女の参加を歓迎します。そして、障害の有無や年齢差を超えて、互いの人権を尊重し、誰もが尊厳ある生活ができる社会を目指します。
ユニバーサル社会は、社会的弱者を作らないために、あらゆる人々を考慮して最初から社会作りをしていくことが基本です。このような社会作りを行うには、住民全ての参加の下、それぞれが置かれた境遇を考慮し、誰もが平等に暮らしやすい環境を整備する必要があります。そのためには、あらゆる人々が議論しその意見を反映させて社会作りをすることが何よりも重要です。
 私たちは、そうしたユニバーサル社会の実現の先頭に立って活動する団体を作るために立ち上がりました。当面見ることに困難を持つ者を中心として団体を組織しようとしていますが、ユニバーサル社会の構築に賛同する方であればどなたの参加も歓迎します。この趣旨をご理解の上、多くの皆さんの参加をお待ちしています。

1.設立の目的
ユニバーサル社会を求める人々が参集し、これに必要な情報の収集と提供を積極的に行い、研修を通して共生社会のあるべき姿を学び、社会的弱者(高齢者や障害者等)をつくらないための福祉事業を展開することを目的とする。

2.組織及び運営方針
1.総会…会員個々の意見を収集し協会の進むべき方向を決定する最高議決機関
2.理事会…具体的に協会の諸活動を進めていく執行機関
3.会費…無。ただし、研修等では参加費を徴収。
4.運営方針
ア、当面任意団体としてスタートし、近い将来法人を目指す。
イ、障害者が含まれる団体では、ややもすると健常者が支援者に回ることが多い
が、当協会では同等の扱いとする。
ウ、活動資金は、主として寄付金や広告費と研修会等の参加費で賄う。

3.主な事業
1.インターネットを活用した情報収集と情報提供(ホームページの充実とメール等による情報交換等)
2.ユニバーサル社会を構築するための研修会の開催(障害者理解や心のバリアフリーの考え方等)
3.福祉事業の立ち上げ(就労事業所やグループホーム、高齢者施設等)