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国土交通基礎研修に思う

2019年7月22日(月)   

会長 伊藤 和男   

こんにちは、伊藤です。

今日は、交通バリアフリー関係のニュースから感じたことをお伝えします。

先日、国土交通省は、国土交通大学校柏研修所でバリアフリー基礎研修を行ったようです。
そこには、各障害種の当事者も講師として参加し、それぞれの立場で講義を行うとともに、グループに分かれての演習にも参加して研修を深めたと言います。

私は、一昨年から昨年にかけて行われた「バリアフリー法及び関連施策のあり方についての検討会」等に日本盲人会連合の代表として参加し、
研修プログラムの作成にも関わりましたが、こうした研修が実際に実施されたことを知り、大変喜ばしく思いました。
同時に、この研修会には、各種障害当事者が参加して、日頃困っている事実を伝えられたことは、本当に意義深いことです。

いわゆる健常者が障害者のことが分かりにくいのは当然ですが、同じように障害者も
その障害の状況が変われば他の障害者の困難は分かりません。
私は、検討会に出ていて、車椅子使用の肢体不自由者が鉄道や飛行機等を乗り継いで旅行する困難について初めて感として理解できましたし、
発達障害の方が、役所等で申請書に記る際の困難についても理解することができました。

今回私たちが立ち上げた協会は、このように社会には様々な人たちがいることを考え、

その人たちが気兼ねなく自然に生活ができる社会、すなわちユニバーサルな社会を目指して活動することを目標としています。
是非、会員の皆さんには、様々な方をご紹介いただき、多くの方々と議論し、互いに理解しあってより良い協会にして行けるようご協力をお願いします。

では


バリアフリー 国土交通省(外部リンク)

バリアフリー移動等円滑化促進方針・基本構想 国土交通省(外部リンク)
●上記国土交通省のHP内PDFを音訳してくださる方募集します。
お問合せよりご連絡お待ちしております。