流山市視覚障害者協会からのお知らせ 令和7年11月号
※ただいま音訳は収録中です。
※PDF版では本号で使用した写真やイラスト等の説明書きを掲載しています。音訳と合わせてお楽しみください。
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目次
- はじめに
- 1. 会長挨拶
- 2. イベントインフォメーション
- 3. 令和7年8月定例会報告
- 4. 令和7年9月定例会報告
- 5. 定例会のお知らせ
- 6. クラブ活動
- 7. 流山市障害者支援課からのお知らせ
- おわりに
令和7年11月1日(土)発行
流山市視覚障害者協会 会報「あきかぜ」761号
あっという間に季節は秋に進み、自然界の法則を実感しました。
いつまでも暑さが続き、秋が来ないのではと思っていたので、感動すら覚えました。
そして、1年が過ぎるのはなんと早いのでしょう。今年もあと2か月。
皆さん、楽しいことをひとつ考えましょう。そして実行してみましょう。
きっと素晴らしい思い出になると思います。
この冊子はテキストやPDFでもお読みいただけます。(音訳あり)
今号の話題・イベントインフォメーション
・令和7年8月・9月定例会報告
・定例会のお知らせ
・クラブ活動のお知らせ
・地域支え合い活動 個別避難計画について
他
今月の表紙
◆ 利根運河沿いに咲く 赤い彼岸花(右)と白い彼岸花(左)
秋の訪れを告げる花として知られる彼岸花は、その名のとおり秋のお彼岸のころに鮮やかな赤い花を咲かせる球根植物です。
細く反り返った花びらと長いおしべが放射状に広がる姿はとても印象的で、田んぼのあぜ道や川沿いなどで群生している様子が見られます。
昔はこの花の根に含まれる毒を抜き、飢饉のときに食用としたという伝えもあります。毒を抜くには手間がかかりましたが、人々を飢えから救ったとされ、「命の花」として大切にされた地域もあったそうです。
華やかでありながらどこか儚げな彼岸花は、季節の移ろいを感じさせてくれる秋の風物詩です。
画像の説明:赤い彼岸花と白い彼岸花、妖艶で華やかな秋の花の競演です。
1. 会長挨拶 会長・染谷雄一
皆様いつもありがとうございます。ちょっと弱気の染めちゃんマンです。
夏から秋へのお疲れ、みなさんはどうですか?元気・元気・元気と言っていることでしょう。ぜひ会長にも元気を充電させてくださいね。
毎年のことになりましたが、季節の変わり目、体調の変化と気持ちの変化にうまくバランスを取っていけるように、普段から予防と対策を一緒にしてまいりましょう。
介護支援の「プロ」、障害者支援の「プロ」は黙っていては見つかりません。自分のことをきちんと説明できるように、日ごろから「○○はできる」「○○はできない」「こんな工夫があればできるのに……」など、自らの体験と状況をまとめて伝えていけると良いですね。
具体的な訓練方法などもあるかもしれませんので、お困りごとや不便なことは、同じ不自由さを持つ者とお話していきましょう。
ご家族や支援者の方でも悩まれている方がいましたらご相談ください。支援がうまく届いていないとき、同じ悩みがある方からアドバイスがあると素直に聞けることもあります。どこかに弱い部分(障害・バリア)を持つ者同士は伝わることも多いのかもしれませんね。
現在、流山市は人口も増えて新しいまちづくりも始まっております。10年先、見えない私たちが、不便なくバリアを少しでも減らせるアイデアを伝えて、便利だと感じるまちづくり、流山市になるように発信してまいりましょう。
11月の定例会では、はじめての流山市内での移動見学会です。ぜひ参加してくださいね。
12月は、バス交流会です。こちらもミステリーな交流会になるように企画しております。楽しみづくりのプロになって頑張りますのでご参加ください。
2025年も最後の会報となってしまいました。今年度も公共施設に会報をおかせていただき、多くの方への啓蒙活動をしております。
視覚障害者は少ないですが、理解者を増やして、見えない・見えにくい・見えなくなっても、少しでも困りごとを減らせる社会を作るために活動してまいります。
また、来年も当会は一歩一歩進んでまいります。どうか新しい良い一年になるようにと、歩いてまいりましょう。
令和7年10月9日 記
NEWS!
10月18日、齋藤 健(さいとう けん)代議士にご訪問をいただきました。
「これから福祉についてしっかりと学んで皆様の為に働いてまいります」とのお言葉をいただきました。
今後、当会では齋藤代議士に障害福祉のあり方についてお伝えしてまいります。改善と新しい取り組みにもご協力いただきます。
写真:
①円形の中に染谷会長の顔写真
②手を取り合う染谷会長(左)と齋藤代議士(右)(2025年10月18日 撮影)
背景:オレンジと黄色のグラデーションで描かれたモミジ
2. イベントインフォメーション
障害者週間のパネル展示について
国は12月3日(水)から12月9日(火)までの1週間を「障害者週間」と定めており、流山市では市役所ロビーでパネル展を実施します。
当会もこれに参加し、パネルの展示を行います。市内の関係団体も多く参加しますので、この機会にご覧ください。
期間:12月3日(水)~16日(火)まで
混声合唱団あすなろ第4回演奏会
このコンサートの主催者である小柴幸雄先生は、当協会の歌の指導でも大変お世話になっております。みんなで応援に行きましょう。
日時:2025年12月21日(日) 13時30分開場・14時開演
場所:アミュゼ柏クリスタルホール(JR・東武線「柏駅」東口から徒歩7分)
料金:無料
プログラム:昭和歌謡/アニメソング/混声合唱組曲「旅」/混声合唱組曲「風のうた」
お問合せ:加藤 090-7820-2085 まで。
3. 令和7年8月定例会報告
日時:8月29日(金)10時30分から15時
場所:障害者福祉センター(東深井福祉会館1階)
送迎:有
参加者:会員8人/全体17人 講師/ガイドヘルパー2人/支援者6人
【午前の部】 点字を学び、名前のシールを作る。
【午後の部】 「千葉県の視覚障害者の歴史と今後の未来について」の講話(講師:伊藤和夫氏)
講話要旨:
ヘレン・ケラー女史は戦前と戦後に数度来日。日本の障害者福祉の恩人である。視覚障害者の自立を目指して『日本ライトハウス』の創始者・岩橋武夫氏と共に全国を行脚した。
千葉県の恩人は視覚障害者で県立盲学校教師の加藤一郎氏。その理念は、ほかの障害者も共に学べる盲学校であること。卒業後も学べるように施設整備と組織作りに尽力された。
① 岩橋武夫(いわはし たけお):日本ライトハウスの創始者。自身も視覚に障害があり、ヘレン・ケラー女史との交流を深め、日本の視覚障害者の自立を目指して1922年に福祉事業を開始した。
② 加藤 一郎(かとう いちろう):1951年(昭和26年)、視覚障害者総合支援センターちば(千葉点字図書館)を設立し、初代所長(館長)を務めた。
感想:現在私たちが様々な福祉制度を利用して日常生活が出来ることに感謝します。講話後、参加者と意見交換、有意義な時間を過ごすことができました。
講師:伊藤 和男(元千葉県立盲学校校長・日本視覚障害者団体連合などの要職を歴任)
写真:点字の体験や講話風景の写真など。
4. 令和7年9月定例会報告
日時:9月19日(金)10時20分から15時
場所:障害者福祉センター(東深井福祉会館1階)
送迎:有
参加者:会員8人/全体23人 高齢者支援課7人/出演者2人 ガイドヘルパー5人/ボランティア1人
【午前の部】 フレイル予防について(栄養・口腔、運動の講座)。
管理栄養士・歯科衛生士・作業療法士から、それぞれ栄養バランス、口腔予防(ガム咀嚼)、転倒防止の筋力強化運動(イスに座って行う爪先立ち・かかと上げ等)の指導を受けました。
フレイル予防3つのポイント
● 栄養 ● 運動 ● 社会参加
【午後の部】 音楽ユニット「シリウス2」によるギターとフルートのライブ。
写真:ガムの写真、体操の様子、演奏の様子など。
5. 定例会のお知らせ
11月定例会
日時:11月21日(金)10時30分から15時
場所:白みりんミュージアムと社会福祉協議会ケアセンター
送迎:有
予定:午前は「白みりんミュージアム」を見学し、ケアセンターまで歩きます。途中「よりそいサポートセンター」の場所を確認します。昼食はケアセンターで。午後はケアセンターでよりそいサポート交流会を行います。
その他:昼食は各自ご用意いただくか、希望により実費800円で弁当の注文をお受けします。集金は当日。
12月定例会
例年さつき号の交流会となります。日時は12月5日(金)に決定しておりますが、場所は未定です。詳細が決まり次第お知らせいたします。
6. クラブ活動
STT(サウンドテーブルテニス)
日時:
11月7日(金)10時から12時
12月8日(月)9時から11時
12月19日(金)10時から12時
12月22日(月)9時から11時
場所:障害者福祉センター(東深井福祉会館1階)
※11月の流山での活動が1回となった為、下記の2回は松戸市との合同練習を計画しました。
日時:
11月10日(月)13時~16時
11月24日(月)13時~16時
場所:松戸市ふれあい22
お問合せ:加藤 090-7820-2085まで。
カラオケクラブ
日時:11月26日(第4水曜)10時から12時(待ち合わせ:おおたかの森駅改札 9時45分)
場所:ビッグエコーTXGAおおたかの森店
費用:実費
カラオケクラブは、原則奇数月の水曜日に10時から12時の予定でおおたかの森で開催しています。都合が合いましたら、お気軽にお出かけください。
お問合せ:鈴木 090-3312-6790まで。
◆ 耳で聞く文芸 ◆
(流山市音訳グループからデイジーで郵送される内容です)
・11月 「カフネ」 阿部 暁子 著
※優しい弟を亡くした姉と弟の元婚約者が家事代行のボランティアを共にするうちに弟の素顔と死の背景が明らかになり心を通わせるようになる。
・12月 「私、山小屋はじめます」 小宮山 花 著(1月と前編・後編で行います)
※山小屋の主人となった著者が、山小屋暮らしのあれこれを綴ります。
画像の説明:イチョウが青い空に映えてきれいです。
7. 流山市障害者支援課からのお知らせ
去る1月28日に、災害に備えた地域づくりや個別避難計画について学ぶため、防災活動の専門家を招いて講演会を実施しました。会場には自治会関係者や民生委員・児童委員を中心に、福祉専門職や関心のある市民の方が集い、防災のためには、普段からの関係づくりが大切であると、改めて学んだところです。本号では防災に役立つ地域づくりとして、普段から取り組む事項について、下記の通りお知らせします。
■ 地域支え合い活動・個別避難計画について
流山市では、平時の孤立死防止や災害時の支援を目的に、75歳以上のみの世帯に属する方や身体障害者手帳1・2級をお持ちの方等を対象として、「地域支え合い活動対象者名簿」を作成し、個人情報の保護などに関する協定を締結した自治会等に提供し、地域での支え合い活動に活用していただいております。災害時の備えにもなりますので、まだ名簿登録に同意をいただいていない方は、ぜひ名簿への登録をお願いします。
また、要介護3以上の方、身体障害者手帳1・2級の方等を対象として、災害時の一人ひとりに必要な支援を定めた「個別避難計画」の作成を進めています。計画は、誰とどこにどのように避難するのか、どのような備えが必要なのかを事前に決めて、家族や地域の方と共有しておくものです。ご本人、ご家族で作成が難しい場合には、相談支援専門員やケアマネジャー等の福祉専門職の支援や市による協力が可能ですのでお問い合わせください。
名簿の登録・計画の作成に関するお問合せ:福祉政策課(電話番号:04-7196-6605)
■ 配慮事項を周囲に伝えるために ~「ヘルプカード」と「ヘルプシール」の活用を~
援助や配慮を求めることを周囲に伝えるためのものとして「ヘルプマーク」がありますが、より実用的な「ヘルプカード」や「ヘルプシール」もおすすめです。「ヘルプカード」は財布などに収納できるコンパクトなサイズで、配慮が必要な内容を予めに記載できるので、緊急時にもスムーズに伝えることが可能です。また、「ヘルプシール」は、障害の内容や配慮事項を予め印字したシールで、パスケースやスマートフォンなど、身の回りの持ち物に貼っておくことで、必要なサポートを周囲にわかりやすく示すことができます。配布を希望される方は、障害者支援課までお問い合わせください。
障害者支援課(電話番号:04-7150-6081)
☆ 視覚障害についてのご相談、このお知らせについてのお問い合わせは ☆
流山市視覚障害者協会 会長 染谷 雄一
〒270-0115 流山市江戸川台西1-51-3 (有)もみ太郎内
TEL:04-7152-9920 FAX:04-7152-9921
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